書類手続きでお金がかかる場面はどこか
多くの人は、主な一件の分しか用意していません。実際に一通り済ませてみると、お金はばらばらに出ていくことがわかります。翻訳で一件、写真で一件、公証で一件、郵送で一件。合わせると、少なくない額になることがよくあります。この記事では金額には触れず、それらがどこから出てくるのかだけを扱います。
どれが公的機関に払うもので、どれがそうでないかを先に区別する
公的な手数料は所管機関が定めて公告し、代行サービスの料金は業者が定めます。両方が同時に存在することもありますが、この二つは別のものです。そして、この手続きそのものに必要なのは前者だけです。
当サイトには、公式の窓口と有料の代行を見分ける三つの判断ポイントについての別の記事があります。その一つがまさに「何の名目でお金を取られるのかを見る」です。払い始める前にその判断を済ませておくほうが、払い終えてから振り返って整理するよりずっと簡単です。
主な一件のほかに、よくあるのはこの種類
これらに共通するのは、最初に調べて出てきた数字には含まれていないのに、どれか一つでも欠けるとその手続きが終わらない、という点です。
- 実際にできること
- 翻訳:英語以外の書類は翻訳が必要になることがあり、翻訳そのものが一件の費用になります
- 公証または正式な写し:求められてはじめてどちらが必要かがわかり、二つは入手方法も費用も異なります
- 写真:規格は受け取る側が決め、規格に合わなければ撮り直しになります
- 郵送と追跡:配達を証明する必要があるときは、送り方が変わります
- 交通と休暇:公的機関の窓口へ出向くための時間のコストは、通常計算に入っていません
- やり直し:書類の紛失、差し戻し、または書式の記入ミスでやり直すときの一件
金額は前回のものにも、人から聞いたものにも頼らない
費用は改定されます。そして改定されるときに、誰かが知らせてくれることはありません。前回の手続きが三年前だった、あるいは友人が去年手続きをした、というのは、どちらも今回の根拠にはなりません。
見るべきなのは、所管機関がいま公告しているものです。当サイトには、書式の版が更新されたとき、自分が使っているのが正しい版かをどう確かめるかについての別の記事があります。費用の一覧も同じ方法で確かめます。公式サイトから入り、そこに表示されている更新日を見ます。
支払い方法そのものも、決まりの一つ
現金を受け付けない機関、クレジットカードを受け付けない機関、特定の形式の小切手やマネーオーダーしか受け付けない機関、オンライン決済しか受け付けない機関があります。支払い方法を間違えれば、その一回は無駄足になります。金額が合っているかどうかとは関係ありません。
当サイトには、公的機関の窓口へ出向く前に済ませておく五つのことについての別の記事があります。支払い方法の確認は、そのうちの一つです。
一件ごとに証憑を残し、同じ場所に記録する
いくら払ったか、いつ払ったか、どの方法で払ったか、誰に払ったか、どの用件に対応するものか。この五つの欄は、支払うその場で書くのがいちばん早く、あとから補うと何倍もの時間がかかります。
当サイトには、受付番号と案件番号はまず書き写し、ほかの話はそれからにすることについての別の記事があります。当サイト(お金のサイト)には、支払いの証憑をどのくらいの期間、どの種類で残しておくかについての別の記事があります。この二つを合わせたものが、この件の記録の方法です。番号は案件の側に記録し、証憑は支払いの側に残します。
この記事の範囲
この記事で扱うのは、支出が生じうる種類と、記録の方法です。いずれかの機関の費用の金額、改定、減免、返金の規定については述べません。いずれかの金額が妥当かどうかの評価もせず、いずれかのサービスや業者の推薦もしません。また、法律上、移民上または財務上の助言にあたるものでもありません。
実際の費用は、所管機関の公式の公告が基準です。
ポイント
まず公的な手数料と代行サービスの料金を区別します。この手続きそのものに必要なのは前者だけです。主な一件のほかに、翻訳、公証、写真、郵送、交通、やり直しがあります。金額は前回のものや人から聞いたものに頼らず、所管機関がいま公告しているものを見ます。支払い方法そのものも決まりの一つで、方法を間違えればその一回は無駄足になります。ですから、金額と方法は一緒に調べます。一件ごとに、その場で五つの欄を書き留めます。いくら、いつ、どの方法で、誰に、どの用件に対応するものか、です。